第1回ボーリング大会報告

(注:この文章は柳下大メーリングリストに投稿された文章をそのまま掲載しています)

さて、先週の土曜日に第1回柳下大ボーリング杯 が開催されましたので その報告なんてものをしてみたいと思います。 (注:超長文)

序章 大箱編

雨が降りしきる土曜日14時に高田馬場に私は到着した。そこには既に 二人の勇士が待ちかねていた。一人は学長と呼ばれている男、もう一人は 名前を聞くとただ「おぎにょ」とだけ答えた。私は思った。今宵は熱い戦いに なりそうだ、と。

約束の時間を遅れること5分、雨の中を傘もささず二人の男がそろってきた。 彼らの名前は不明だが、その風貌から「せこ」「うっち」と呼ぶことにする。 ここに5人の戦士が集った。戦士達は無言でうなずくと、決戦場へと向かった。 それはかつて多くの戦士達が命を落としていった、人呼んでBIGBOXである。 その7階に彼らの目指すそれはあった。

第1章 劇的な幕開け

ここで5人の戦士について私の思うままを述べよう。 まず最初は「せこ」である。 彼の美しい投球フォームにいったいどれだけの女が魅了され涙を流した ことであろう。そのフォームから繰り出されたストライクは4回、 並みの戦士なら既に絶命していることだろう。 彼のスコアは121、それでも彼は不満そうだった。

次の戦士は「うっち」である。彼は不敵にも左で投球した。何でも右手の指は 骨折してまだ癒えていないと言う。私もなめられたものだ。彼は 序盤こそ振るわなかったものの、7フレームでストライクを出すなど、 わずか4フレームで左手をものにしていた。スコアは56、しかしそれは 彼の真の実力ではないだろう。

次は「学長」、どうにもにやにやしていて気に食わない奴である。勝負に 邪念は禁物だということさえ知らないとは恐れるに足らん奴である。 スコアも96、その結果を見た私は「ふん」と鼻を鳴らさずには いられなかった。

「おぎにょ」はすごかった。今まで彼ほどの凄腕の戦士は見たことがない。 伝説の戦士かるんは9というスコアを持つらしいが、それに優るとも 劣らない3フレームで1。結局65であったが、「ミスターG」の 称号が彼に贈られた。

最後の投球は私だった。ストライク3回、スペア3回と無難な 成績を出して132。まあ敢えて書くことはない。ただ一つの失敗は この1回目は練習だったということである。

第2章 女戦士M現る

この戦いを後ろから不気味に見つめる存在があった。それは女戦士であった。 その女は「なみ」と名乗った。その名の通り髪にはウェーブがかかっていた。 しかもスーツを着用していた。どうやらその女戦士の国ではそれが 正式な戦いの服らしい。

そうして後に柳下杯と呼ばれる戦いは6人で始まった。この戦いの勝者が 伝説の「ボーリング部長」の称号を手に入れることが出来る。しかも その称号を得られるのはわずかに1名。そう、世界中探しても1名しか 存在しないのである。その称号に男と女は奮い立った。

まず先手を奪ったのは「やぎ」「おぎにょ」。ともにストライクを奪取。 私はスペアで後を追う。そして謎の女戦士「なみ」もスペアを取る。 第3フレームを終わったところで以下の成績

せこ24 うっち27 やぎ40おぎにょ33 私(がくし)34 なみ39

学長となみが激しい争いを演じる。 しかしその後学長は決めてなく失速。代わっておぎにょとがくしが なみを追撃する。しかし女戦士なみは6フレームまでに4回のスペア。 6フレーム終了時点で

せこ59 うっち42 やぎ65 おぎにょ64 がくし68 なみ82

さすがに伝説の戦闘服「リクルートスーツ」を身に纏うだけあって その能力を12分に発揮する。

終盤戦。せこがスペア3発で追撃、うっちのストライク2発で気を吐く。 他はもたついて9フレーム終了時点で

せこ86 うっち94 やぎ92 おぎにょ98 がくし92 なみ105

10フレームで最大30点入る可能性があることを考えると、 勝者の資格は誰もが持っているといえた。そして異様な雰囲気に 包まれる中、最後の10フレームが始まった。それは関ヶ原、あるいは 五稜郭の戦いと比しても全く劣ることのない戦いだった。

せこ プレッシャーに負けわずか5ピン 91 うっち いきなりガーターでこれまた敗北かと思われたが 起死回生のスペアで 結局 109 やぎ 怒涛のストライク。その後も5、5と倒して 112 なみが6本以下なら優勝となり、あとの結果を見守る。 おぎにょ 反撃ならず7本で 105 がくし やぎの気迫に押されたか、いいところなく 99 そして運命の女戦士なみ の投球である。 誰もが息を呑んだ。その音がホールにこだまする。 ガタン、ボールを投げる音が天を切り裂いた。 その瞬間、竜が天に昇っていった。そう、伝説の技、 昇竜投げ である。その瞬間まで地に存在した10本のピンは 次の瞬間光の渦に消えていった。

そうして女戦士なみは勝利を手にした。(スコア122) おそらく今日にはその名は高田馬場に広く知れ渡っていることだろう。

終章 旅立ち

再び6人の戦士が高田馬場に集う。先ほどの戦いが嘘のように みなやさしい顔をしていた。女戦士なみは胸に勲章をまた1つ 増やして新たな戦いの地、駒込へと去っていった。

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